流行性耳下腺炎(おたふく)Mumps
潜伏期間が14〜21日間と長く、症状は咳、鼻水、発熱、耳下腺、顎下腺の腫れです。
合併症としては、精巣炎、卵巣炎、膵炎、腎炎、髄膜炎、髄膜脳炎および感音性難聴等があります。
感音性難聴は1,000人に1人の頻度で起こり、聴力の回復は困難で、最も警戒すべきものの一つとされています。
罹患年齢は4〜5歳が一番多く報告され、次いで2〜3歳、6〜7歳の順で、
7歳以下の罹患率が80%以上を占めています。
大人が感染すると。。。
思春期以降の成人が初めて感染すると、ときに精巣炎(20〜40%)や卵巣炎(5%)を起こし、
男性では局所に疼痛と腫脹をきたします。
精巣炎を合併すると、様々な程度の精巣萎縮を伴い、精子数が減少するといわれていますが、
不妊症の原因となるのは稀です。
成人がワクチン接種をする場合は、妊娠をしていないかどうかの確認と、接種後2ヶ月の避妊の必要があります。
よくある質問
- 対象期間はいつまで?
- 1歳から2歳未満までとなります。
- お金はかかるの?
- 4,600円がかかります。全額自己負担の場合は6,600円です。
- 何回接種が必要なの?
- 通常1回だけでも良いですが、1歳を過ぎたら1回目、就学前に2回目をオススメしています。
- ただし助成があるのは2歳未満までですので就学前にもやる場合は自費となります。