細菌性髄膜炎予防
細菌性髄膜炎という病気をご存じですか?
細菌の脳に感染する重症の病気で、日本では約1,000人の子供がかかり、そのうち約5%が亡くなり、
約25%に重い後遺症が残ってしまう病気です。
子供の細菌性髄膜炎の原因菌は、約6割がヒブです。ヒブが引き起こす病気には「急性咽頭蓋炎」や
「敗血症」などもあります。
しかし、ワクチンによって確実に予防できます。
生後2か月を過ぎたら早めに接種を!
髄膜炎にかかるリスクが高いのは、0歳児が全体の約半数を占めています。
それ以降は、年齢とともにリスクも減少し、5歳くらいまでは注意が必要です。
生後2か月を過ぎたらなるべく早く受けるようにしましょう。
細菌性髄膜炎の主な症状
感染者の咳やくしゃみなどで飛沫感染します。
突然の発熱から始まり、激しい頭痛や悪寒、嘔吐、下痢などの症状がみられます。
初めのうち普通の風邪や胃腸炎と区別がつきにくく、初見で髄膜炎と診断をつけることが難しいのですが、
この病気は進行が早く、たった一晩のうちに急変することもあり、発見や治療が遅れると重篤な後遺症を
残してしまう可能性が高いのです。
よくある質問
- 対象期間はいつまで?
- 生後2か月から5歳未満までとなります。
- 何回接種が必要なの?
- 接種開始年齢によって回数が変わります。
- 1回目開始が生後7か月未満の場合
- 合計4回接種
- 1回目開始が生後7か月以上1歳未満の場合
- 合計3回接種
- 1回目開始が1歳以上の場合
- 1回接種のみ